遠くの花火/もう一回の、乾杯。@インディペンデントシアター2nd
安心と安定の空晴さん。二本立てを二本とも。
今回初めて電話先行予約でチケットを入手。コミュ力皆無なのでせっかく電話で劇団員さんと会話できてるにもかかわらず、気の利いたことを言えなかったのが悔やまれる。
新作の「遠くの花火」は結構序盤から泣きました。でも涙を拭く暇もないぐらい笑いがやってくる。「しんどい」って台詞が色々凝縮されてる気がします。人の生死だけじゃなくて色んな言葉にできない「しんどい」を日々どうにかやり過ごして、大福パンで慰めて。誰もが避けられない「しんどい」も面倒だけど付き合っていくしかないんだよ。と、しみじみ感じました。
再演の「もう一回の、乾杯。」、何度心の中で「アイス溶けてる!」とつっこんだことか。それはさておき、すれ違って、ちぐはぐして、それが解けていく感じがとても好き。私が空晴さんが好きな理由はこれなんですけどね。人間て生まれたり死んだり結婚したり別れたり、難しいけど面倒ではない。うーん、深い。新作もそうなんだけど、高校時代の部活メンバーと一緒に観たいなと思ったお芝居。
「もう一回の、乾杯。」は古谷さんかチケットを切ってくれました。緊張した。ここでも気の利いたことを言えなくて、先に観た新作ので感動したことを伝えればよかったと席に着いてから後悔。コミュ力と語彙力が欲しい。
空晴さん10周年だそうです。もっと早くに出会ってればよかったと思う気持ちと、今の歳だから響くんだろうなという気持ち。とにかく、次回公演もその先も楽しみで仕方ない。