逃亡ルート再検索

逃げ道確保が最優先

百年の秘密@芸文センター

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チケットを駆け込みゲットして観劇。西宮での公演はありがたい。

 

誰に感情移入するわけでもなく、とても客観的に観てた。うまく言えないんだけど、腕をブンブン振り回して殴ってやりたいやつ多数(←最大限にほめてる)。

 

あの時のあの人の行いでこんなことになるなんて!時が進んだり戻ったりしても、やっぱり現実は時間を戻すなんて不可能で。起きてしまったことを踏まえて次の動きなんだけど、それが正解かどうか分かるのはずっと先。いつどこで振り返るかによっても正解か不正解かも分かれるところで。ふー、難しい。生きるって面倒だね。

 

それにしてもカタカナの名前は相変わらず覚えられない。「弁護士」とか「〇〇の子ども」的なざっくりした人間関係の把握。これでだいたい大丈夫。ありがたいことに女性二人で観ておられたお隣さんが休憩中に詳しく人間関係の整理と結末の予想をしてたので参考にさせていただいた。お隣さん大事。

 

犬山イヌコさんと峯村リエさんのツートップはすごいなーと。さすがナイロン100℃。バランスがとても良い。特に小学生を演じてる時の女子感というか空気がとても好き。

 

進んだり戻ったりする舞台での時間、舞台上に乗ってない時間はどんなものなのかなーと帰りの電車で考えたり。私の悪い癖で、その想像がかなり暗く悲しい方向に向かってしまったり。

獄中でのエースの心情

カレルと先生がボートに乗るまで

ティルダとコナの会わなかった時間

チャドのその後 

事故物件となった屋敷

木の呪い

ティルダが小説を書かない理由

想像しながら思ったけど、長い時間の流れを掻い摘んで舞台に乗せるってすごいよね。どこを摘んで芝居にするか、あえて見せないところが本当は大事な気もする。

 

もちろん舞台は素敵。役者さんも、いろんな効果も。ただ、観終わった後しばらくしてから「おもしろかったなー」と思えるかんじ。帰り道楽しい系の舞台でした。